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(定休日、土日を除く)

課題ペースト食から次の段階への移行が難しく、摂食の発達に課題があった。
解決母の工夫とHABILISのST支援で、段階的に形態を変えながら“かじりとり”へと成長。
HABILISでは様々な疾患のお子さまが通っていることもあり、長期休み中の預かりではそのお子さまの食形態にあった食事を持参していただいています。
HABILISに小3から通うアンジェルマン症候群の女の子。その子のお弁当は、母がつくるペースト食。ペースト食といえば介助時に(これは何かな?白だから白米?パン?黄色はかぼちゃ…?)なんて思いながらあげることもありますが、その子のお弁当はとっても色鮮やかで、季節に合わせた飾りがついていて、いつも可愛らしいお弁当でした。
「摂食訓練に」と、母が持たせてくれているおやつはポッキー。これもいつも同じではなく、期間限定のものなど様々な工夫がされていました。
そんな母の愛情をたっぷり感じながら続けていた摂食訓練ですが、HABILISに言語聴覚士(ST)が来てくれることになり、さらに専門的な視点で進めていくことになりました。
STが来る日には母も同席し、食べている様子を見ながら次のステップの提案をする。すると次のお弁当はその提案に合わせて新たな形態に。かじりとりが上手く出来るようにとハムやはんぺん、ハンバーグと全てがスティック状に切られて並べられていました。さらに白米もスティック型のおにぎりになり、”ゆかり”や”かおり”など1個1個に色とりどりのふりかけがかけられていました。
どんな形態でも、やっぱり母の愛情が感じられるそのお弁当とともに摂食訓練は進められています。ただどうしても食事の場面は長期休みなどでしかなかなか見ることは出来ませんが、母に普段の様子を聞きながら一緒に成長を感じています。
現在中学1年生になり、次のステップはフォークに刺したスティックからのかじりとりです。
最初に出会ったペースト食を食べていた時からは、想像出来ないくらいしっかりとかじりとって奥歯で噛んでいる様子を見れているのは、母がいつも本人が”できること”を細かく見て、次のチャレンジを一緒にしてくれているからだと思います。
本人ができることは日々成長し変化していきますが、その小さな変化を母の身近な視点と想い、そしてHABILISの専門的な視点で一緒に捉えながら、これからもさらなる”できる”に向けて支援していきたいです。

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