H.Y

H.Y

理学療法士

「できた」ではなく「できる」をつくる

HABILISは“「できる」を一緒に、つくっていく。”会社です。「できた」ではなく「できる」ということが重要です。「できた」というのは結果で「できる」というのはプロセスやマインドを指していると私は認識しています。

私自身この会社で多くの「できる」を体感してきました。まず、私自身が小児リハの経験が無い中で、いま重心児・医ケア児のお子さまに微力ながらも貢献できるようになってきました。
はじめはそもそも子どもとどう接してよいか、というところから始まりましたが、心強い仲間のおかげで少しずつまずは接し方、そしてケアの視点やそもそも子どもたちと関わるうえでのマインドをたくさん学び自分でも「できる」ということが少しずつ積み重なってきた実感があります。

「できた」という結果ばかりを見ていると、知識・技術、効率性ばかりに目が向きがちですが、「できる」ということに目を向けるとただ結果を作るだけでなく、どういったプロセスで、誰が、どのように、こういったことを考えながら支援していくことになります。これは、特別な一回の支援ではなく、日常的なケア、小さな気遣い、配慮、そういったことすべてが私たちの支援であると私は思っています。
だからこそ、生活に寄り添いながら彼ら彼女らと過ごすご家族、学校、保育園など様々な方々とコミュニケーションを取りながら、本人を含めた全員がチームとなって支援していく、という価値観が私たちにはあります。大事にしているのは誰かがつくった「できた」ではなく、みんなが思える「できる」です。

特に重心児・医ケア児のお子さまは、多くのことにハードルを感じることがあります。例えば、呼吸器をつけて、普段は寝たきりのお子様が“立つ”ということは想像しにくいことかもしれません。しかし、その子がどんな姿勢がしんどくて、逆にどんなことをしたら快適でいられて、事前にどんな準備をしたらできるのか、そういったことがわっていれば“立つ”ということをみんなで叶えることができると思います。そういった部分に専門職としての様々な知見、アイデアを集結させるのです。そこから、そんなことができるのか、とご家族やほかの支援者さんたちが、「できる」とおもい、「こんなこともやってみたい」と未来にわくわくできる支援をし続けたいと思っています。こういった好循環が生まれていくのが今の私のやりがいの一つです。HABILISは関わるみんながポジティブに未来を明るく考えられるそんな環境であると感じます。

そこには、この子がこんなことをするには、どんなことが必要か、職種、経験に関係なく日々コミュニケーションがとられています。なぜかというと誰かがやってくれることではなく私たちがやるからです。主体性を発揮し、みんなが自分事として取り組んでいる、そんなチームを引き続き作っていきたいものです。チームというのは働いている人に限らず、家族や先生などその子に関わる人すべてが対象になり、その範囲が多ければ多いほど可能性も広がるでしょう。なによりそういったチームは強く、楽しいでしょうね。
ぜひ、たくさんの人と仲間となり、貢献の輪を動かし続けていきたいですね。

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